日本生理学会誌 第79巻2号
CONTENTS
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ABSTRACTS (Pt.2)
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ABSTRACTS
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AFTERNOON TEA
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AFTERNOON TEA
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AFTERNOON TEA
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EDUCATION
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AWARD
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AWARD
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SCIENCE TOPICS
〈表紙の図〉
大会名:第93 回日本生理学会大会
演題番号(UMIN No.):10003
発表番号(Program No.):2P-175
演題名:脂質転移タンパク質の脂肪滴形成に関する役割
演題名(英語):Role of Steroidogenic acute regulatory protein-related lipid transfer domain containing 10 in lipid droplet formation
演者:伊藤雅方1,冨田太一郎1,関 由成1,杉本結衣1,小田哲子2,黒田 優2,赤羽悟美1
所属:1 東邦大学医学部医学科生理学講座統合生理学分野,2 東邦大学医学部医学科解剖学講座微細形態学分野
説明(キャプション): 本研究において我々は,肝臓脂質代謝制御における脂質転移タンパク質STARD10(Steroidogenic acute regulatory protein(StAR)-related lipid transfer domain containing 10)の役割を検討した.
A:STARD10 の模式図.START ドメインを有するタンパク質であるSTARD10 はin vitroの実験において,リン脂質であるホスファチジルコリンあるいはホスファチジルエタノールアミンをリポソームの膜と膜の間で転移させる活性があることが知られている.
B:高脂肪食(HF)もしくは普通食(ND)を負荷(24 週間)したところ,Stard10 遺伝子のノックアウトマウス(Stard10-/-)は野生型マウス(WT)と比較してHF 負荷による肝臓肥大の程度が小さかった.HF 負荷後の肝臓の組織切片において,WT と比べ,Stard10-/-は脂肪滴(LD)のサイズが有意に小さかった.
C:LD 膜に局在するマーカータンパク質ADFP(adipose differentiation related protein)とSTARD10 の免疫多重染色共焦点レーザー顕微鏡画像.HF 負荷後の肝細胞においてSTARD10 はLD 膜付近に局在していた.
D:LD 膜は主としてホスファチジルコリン(PC)により構成されていることから,LD 形成におけるlyso-PC からPC を生合成するLPCAT1(lysophosphatidylcholine acyltransferase1)とSTARD10 のタンパク質間相互作用に注目し,両者の機能連関を検討した. STARD10-EGFP 融合タンパク質とLPCAT1-mCherry 融合タンパク質を共発現させたマウスHepatoma 由来細胞株(Hepa1-6)の共焦点レーザー顕微鏡画像.LD 周囲にLPCAT1が局在し,さらにSTARD10 が取り囲む様子が観察された.
以上の結果からSTARD10 がLPCAT1 と共役してLD 形成を促進していることが示唆された.
利益相反の有無:なし
